合気道でも姿勢を正せ、姿勢を良くしろという話はよく聞き舞うが、、この何故姿勢を良くする必要があるか理論立てて教えてくれる人は少ない印象を受けます。
終いには演武の時や技をかけている時に見た目が悪いからという人までいるので困ります。
やはり、ある程度の理屈が合って、理にかなっていないと、理解が深まりにくいので、自分で文字に起こしてみようと思います。
なので今回は姿勢についてお話しさせて頂きます。
ちなみに、一般的に良いとされる背筋を伸ばした気を付けの姿勢は、あれは見た目が良しとされるだけで体的にも武道的にも全く良くありません。
気を付けのように背筋を伸ばせば背中や首肩に、力みが生まれてバランスも偏りまくっているので、健康にも良くないですし、バランスも不安定なので弱い悪い姿勢です。
姿勢が悪いとどうなるのか?
姿勢が悪いと身体のどこかに支点ができる、姿勢の悪さによりできた支点には力みが生まれる。
力みが生まれれば居着きにも繋がり、相手に伝える自分の力は弱くなる。
また、自分の重心が崩れると、姿勢が良ければ使えるはずの効率的な体の使い方が出来なくなる。
力みが生まれると力は自分の内にこもり相手には伝わらなくなる。
上手く相手に力が伝わらなければ、当然崩れないので、体勢を崩していない相手には技はかからないという結果が待っている。
姿勢が悪いことで良いことありません。
逆に姿勢が良くなったらどうなるの?
- 重心が安定するから、無駄な力みがなくなり居着きにくくなる
- 居着きがなくなれば、浮き身が掛かり、相手も崩されやすくなる
- 相手が崩れやすくなれば、技もかかりやすくなる
結果として、無理なく楽に技をかけられるという良い循環が生まれるという事です。
じゃあ姿勢が良いってどういう事? 良い姿勢って何?
姿勢と言えばイス軸法があります。
姿勢を直ちに向上したい方は、イス軸法が圧倒的に効率的で、手軽にできます。
なんて言ったってやり方を動画で親切に説明してくれていますから。
僕がイス軸法をやった感じでは、不安定の安定を椅子から立ち上がる時に、自然に導いてくれるありがたいマニュアルそんな印象です。
良い姿勢とはどういう状態を指すかというと、どこにも偏りがなく、体全体でバランスよく体を支えている状態です。
体全体でバランスをとれている時は、相手より安定しているので、崩されにくいです。
また重心が安定しているために、相手に力を使った時も楽に相手は崩れてくれます。
合気道で技をかける時も良い姿勢でいると、相手は崩れやすく、技もうまくかかりやすいという事です。
一般的に姿勢を良くしろと言うのは、姿勢の良し悪しを体で分かるようになると理にかなっていると納得できました。