合気道の達人になりたければ、自分より力の弱い人と稽古すると良い?

合気道で上達したいなら「力の弱い人」と稽古すべき理由

自分より力の弱い人と稽古しろという理由は、

強い人ばかりとやり続けると、脱力と反対の力、つまり力みが強くなり動きが固くなるからです。

動きが固くなると技をかけている時に、手元を見たり、いちいち動作のたびにとまって、また動き始める動きになりませんか?

でも力の弱い人とやると力みが少なくなり、リラックスして技をかけられます。

初心者と稽古することで掴める“技のコツ”とは?

初心者や力の弱い人と稽古するメリットはいくつもあって、一言でいうなら下手な人と合気道の稽古をするとコツを掴みやすくなるということです。

下手な人は力んで掴んでくれるので、受けの力の方向がとてもわかりやすい。

技が効いているか確認するには素直な受けが必要

高段者を相手に技を掛けるようすると、おそらく相手は無意識だと思いますが、うまい具合に力が抜けているので、技がかかりにくくなります。

他にも、合気道独特の導き?、勝手に受け身を取りに行ってくれる人もいます。

技の動きがわからない初心者の場合は親切になりますが、初段以上になってくると自分の動きがどのように相手に伝わっているのか確認する際に、受けが自分から業にかかっていくと取りの技の効きがわからなくなります。

それならまだしも、高段者でたまにいるのが、ふんぞり返って教えていたり、偉そうな態度で受け身に手を抜いている人もいます。

初心者との稽古には発見がある

初心者の方が癖がなく、素直に技がかかるので、ダメならダメ、良いなら良いで反応してくるので、合気道の達人になりたいなら、初心者と稽古した方が上手くなれます。

他にも色々理由はあるけれど、初心者と一緒に稽古してもらっていると、本当に気が付くことが多くて発見や気付きが沢山あります。

それに、何事も学ぶ時に、いきなり難易度高いことやるより、優しい事から始めた方が、上手くいきませんか?

上手い人との稽古がダメなわけではない

ただ、上手い人とやっても成長しないという事ではありません。

上手い人とやっても達人になれるヒントや気づきを得ることはできます。

という事で合気道の達人になるには、力の弱い人とやったほうが、コツを沢山つかめるよっという話でした。

ただし、完全に受けに任せっきりだったり、自分から先に倒れてしまうような受け身ではなく、粘りのあるしっかりとした受け身を取ってくれる場合に限ります。